「木造門型フレーム」プランニングアドバイス&無料プランチェック申し込み
木造建築物(在来軸組工法・2×4工法)においては、偏心不良・壁量不足で建築困難、S造・RC造・混構造ではコストが下がらず建築困難――。
そのようなときの解決策のひとつとして、「木造門型フレーム」工法は開発されました。そして、問題解決の第一歩が、プランチェック。まずはお気軽に図面をお送りください!
プランチェックとは?
プランチェックの作業内容
- まず、従来の木造住宅での建築が可能か否かをチェックします。
- 上記チェックで建築が否となった場合、木造門型フレームの活用の可能性を検討します。
- お預かりしたプランを最優先とした門型フレームの本数および位置などをご提案します。
プランチェック例【店舗併用3階建て住宅/1F平面図】(PDF)
お申し込み時の注意点
木造門型フレームのフレーム本数および耐力壁の位置、そのほか構造に関することは、正規の構造計算により決定いたします。従って、当プランチェックの結果と、若干の差異が生じる場合がありますので、予めご了承ください。
- 建築基準法施工令第82条「許容応力度計算」に定める基準風速Vo=34(m/s)以下の地域を前提におこないます。基準風速が大きな地域および多雪区域においては、別途お知らせください。
- 建物の荷重がとくに大きくなる場合や、屋根勾配が大きくなり見付面積が大きくなるなど、設計条件によっては、フレーム本数や壁量が通常よりも多くなる場合があります。
プランチェックの意義
プランチェックは、単に図面審査をしているだけではなく、施主様・設計者・施工者のご要望を理解し、カスタマイズされた優良建築物を実現するため、当社にできるサポート業務です。
計画初期段階で結構です。お気軽にプランチェック、またはご相談ください。
「木造門型フレーム」活用プランニングアドバイス
木造軸組工法の一部にラーメン構造「木造門型フレーム」を取り入れた物件をプランニングする際の注意点やポイントをご紹介します。
ラーメン構造「木造門型フレーム」を用いて建築をおこなう場合、原則として施工令82条に示す許容応力度設計をおこなう必要があります。以下に示す内容は、木造軸組工法の一部にラーメン構造「木造門型フレーム」を取り入れた建物の許容応力度設計2×4ツーバイ工法に関する設計留意点は、お問い合わせください。
- ラーメン構造「木造門型フレーム」のスパンは6mを原則とし、最大スパンは10mとし、フレーム1層あたりの柱長(柱脚金物の高さ125mmを除く)は3000mmを原則とします。なお、ラーメン構造「木造門型フレーム」本体で使用する木材は集成材に限定され、E120-F330以上の強度を有することが条件となります。
- 許容応力度設計をおこなう前に、施工令46条に示す壁量計算をおこないます。このとき、ラーメン構造「木造門型フレーム」を除く耐力壁(筋かいおよび告示1100号に示す構造用面材などによる)により壁量をクリアしているか確認します。これを満たさない場合は、門型フレーム以外の構造材(土台・柱・梁・桁など)のすべてを、集成材またはJAS認定の乾燥材にすることが法律で定められています(施工令46条2項適用除外規定による)。
- 建物の間口は原則2.73m以上とします。とくに、間口に対して奥行きが長い建物は間口方向(短辺方向)の壁量が著しく増え、間取りに大きく影響を与えるため、注意が必要です(2.73m未満は、別途打ち合わせ)。
- スキップフロアは、現段階における許容応力度設計法において適用できない構造形態とされています。ただし、プランによっては必ずしも不可能ではないため、詳細はご相談ください。
- 斜めに壁が配置された建築物は、ラーメン構造「木造門型フレーム」の施工上、および構造解析上(床剛性の検討、水平構面の検討)不可能となります。ただし、部分的に使用する場合は可能であると考えられるので、詳細はご相談ください。
- 吹き抜け(階段も吹き抜けとみなします)については、間口または奥行方向が全長にわたって吹き抜けとなる場合は施工不可能など、注意点があるので詳細はご相談ください。
- 大屋根については、現段階における許容応力度計算法において適用できない構造形態とされています。ただし、モデル化により可能となる場合もあるので、詳細はご相談ください。
お問い合わせフォームへ
WEBプランチェック申し込みフォームへ
FAX・郵送用申し込み用紙(PDF)
木造門型ラーメン工法許容応力度計算の価格表(PDF)